8月の終わり、となりの婦人から木を切って欲しい旨の依頼があった。1年ほど前に切ったものが転がされていた。冬になったらストーブで燃すつもりだという。 その頃は力仕事がなくてゴロゴロしていた。楽を求めるというより怠け癖が出てきたかと思う。手の甲が痛いとか左耳が不快だとか自覚症状が言い訳になって活発な運動をしていなかった。
薪を作る合い間に野菜を好きなだけ取るようにとも言われた。 早速チェーンソーを使ってストーブ用の長さに切り林を掃除した。大きな木は割った後で積み重ねるのだが、中太だったのでかなりの量があった。チェーンソーはただ刃を当てていればよいが薪割りは思いっきり斧を振り下ろして割ることになる。全身運動だ。1日2時間、五日間しか働かなかったが全力は出した。汗びっしょりで働くのは心地よい。そして耳の不快感が消え去っていた。全身が爽快そのものになった。
昨日友人と会った。病院に行くところだという。耳の不快感を話題にして汗びっしょり運動したら治ったと言ったら、医者に行ったかと聞く。医者に会ったら病人にされてしまうから行かない、暖かい血が最高の薬だと返した。そしてアメリカのことわざを付け加えた。薪は3度暖を取る。伐るとき、割るとき、ストーブで燃やすとき。それぞれにきれいな血が体を温め掃除する。